エフェソの信徒への手紙– tax –
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クリスチャンの戦い(エフェソの信徒への手紙6の10~12)
【戦いは現実のもの】 「最後に言う。……」。彼の書簡を書き終わるに当って、パウロは、信者たちの未来に待ち受けていることに備えさせています。「最後に」という言葉は、「今から後は」という意味です。「これから先は」という言葉は、パウロがこれまで述... -
クリスチャンの武具(エフェソの信徒への手紙6の13~18)
【真理の帯(エフェソ6の13、14)】 クリスチャンの生き方において、戦いへの招きは平和への招きと同様に現実のものです。キリストは一方では、疲れた者や重荷を負う者、病人や罪人に、キリストから休息と安らぎを受けるようにと招いておられますが(マタ... -
【エフェソの信徒への手紙】エフェソ教会【解説】#1
【この記事のテーマ】 幸いなことに、エフェソの教会はパウロの奉仕にあずかりました。パウロがあなたの教会の牧師であると想像してみてください。何と幸いなことでしょう。 エフェソの教会はパウロを必要としていました。この教会には多くの敵がいました... -
【エフェソの信徒への手紙】手紙の主題【1章解説】#2
【この記事のテーマ】 祝賀の手紙 前回の研究で学んだ通り、第3次宣教旅行が終わりに近づき、エルサレムへの帰途に着こうとするとき、パウロはエフェソの信徒に、「あなたがたが皆もう二度とわたしの顔を見ることがない」(使徒20:25)と言っています。そ... -
【エフェソの信徒への手紙】神の御業【1章解説】#3
【この記事のテーマ】 賛美と嘆願 ギリシア語原文では、エフェソ1:3~14は一つの長い文章であり、パウロはその中でキリスト教神学の主要な点を紹介し、三位一体の神が地上における神の家族としての教会を創設されたと述べています。父なる神は、「天地創... -
【エフェソの信徒への手紙】賛美と祈り【1章解説】#4
【この記事のテーマ】 パウロは多くの問題、試練、悲しみと戦っていました。しかし、彼はまた賛美と祈りの人でもありました。彼は、神がキリストにおいて私たちのためにしてくださった数々の御業に言及した後で、エフェソの教会の信仰に関して神に感謝をさ... -
【エフェソの信徒への手紙】神の作品としての教会【2章解説】#5
【この記事のテーマ】 フランスの哲学者ミシェル・フコーは、すべての監獄を打ち壊し、囚人を解放すべきであると唱えました。なぜでしょうか。道徳観念、善悪・正邪の観念などというものは、純粋に人間の考え出したもの、つまり権力の座にある者たちがほか... -
【エフェソの信徒への手紙】隔ての壁のない教会【2章解説】#6
【この記事のテーマ】 不可能な可能性 1+1=1あり得ないことでしょうか。いいえ、福音の算数においてはあり得るのです。パウロが教えているように、人間の方程式では不可能なことも、神の力と備えのもとでは可能です。キリストは「双方を御自分において一... -
【エフェソの信徒への手紙】神の秘められた計画【3章解説】#7
【この記事のテーマ】 啓示され、宣布された神の計画 パウロは聖霊の導きのもとで、キリストが教会に確立された独特の一致についてすでに書き記しています。パウロ以前の著者たちも一致について書いてはいますが、それはさまざまな階級、民族、国籍におけ... -
【エフェソの信徒への手紙】多様性の中の一致【4章解説】#8
【この記事のテーマ】 ちょうど『エフェソの信徒への手紙』の中間点に到達しました。前半の3章は人間のあらゆる分裂を解決する一致の神学について述べています。後半の3章は、この一致がクリスチャンの人生においてどのような実際的意味を持つかについて教...