ローマの信徒への手紙– tax –
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ほかはすべて注釈【ローマの信徒への手紙における贖い】#13
【この記事のテーマ】 ある人が片足で立ったまま、有名な古老のラビに、律法全体の意味を説明してくれるように頼みました。「自分のいやなことを、人にもしないこと」と、老ラビは片足で立ったまま答えました。「これが律法のすべてであって、ほかはみな注... -
愛と律法【ローマの信徒への手紙における贖い】#12
【この記事のテーマ】 パウロは、すべてのクリスチャンに対して神への従順に心を向けるように求めています。この従順は私たちの心と思いの内なる変化から来るもの、また神に献身した者のうちに働く神の力を通してのみ与えられる変化です。 従順を得るには... -
恵みによる選び【ローマの信徒への手紙における贖い】#11
【この記事のテーマ】 ローマ10章と11章は多くの議論の焦点となっているところです。しかしながら、これらを通して明らかになる点があります。それは、人類に対する神の愛と、すべての人を救おうとする神の大いなる願望です。だれもある集団に属していると... -
キリストにある自由【ローマの信徒への手紙における贖い】#9
【この記事のテーマ】 ローマ8章は7章に対するパウロの答えです。パウロはローマ7章で、有罪宣告について語っています。ローマ8章では、有罪宣告がイエス・キリストが与える自由と勝利に変わっています。 パウロがローマ7章で述べていたのは、もしイエス・... -
ローマ7章で述べられている人【ローマの信徒への手紙における贖い】#8
【この記事のテーマ】 ローマ7章ほど多くの論争を生み出している聖書の章はあまりありません。論争の争点に関して『、SDA聖書注解』は次のように記しています。「[ローマ7章の]14~25節の意味は、この手紙全体の中で最も議論されている点の一つである。... -
罪に打ち勝つ【ローマの信徒への手紙における贖い】#7
【この記事のテーマ】 律法の行いによってではなく、信仰によって義とされるのであれば、良い行いは必要なのでしょうか。その理由は何ですか。 第6章はこの重要な疑問に対する彼の答えです。パウロはここで、いわゆる「聖化」(清め)、すなわち私たちが罪... -
律法を詳述する【ローマの信徒への手紙における贖い】#6
【この記事のテーマ】 パウロは、義認、つまり神による受容がイエス・キリストを信じる信仰によってのみ与えられることを明らかにしました。なぜなら、私たちは神の義によってのみ主との正しい関係に入ることができるからです。たとえアブラハムのような「... -
義認と律法【ローマの信徒への手紙における贖い】#5
【この記事のテーマ】 ローマ4章は多くの点において、信仰による救いに関する聖書の教理の基礎となるものです。パウロは、イスラエル人の父祖であるアブラハムを、律法の行いによらず、恵みによって救われた人の実例として用いています。もしアブラハムで... -
信仰によって義とされる【ローマの信徒への手紙における贖い】#4
【この記事のテーマ】 今回から、『ローマの信徒への手紙』の基礎的な主題である「信仰による義認」について学びます。この言葉使いは法律にもとづいた象徴的表現です。法律を破った者は裁判官の前に出て、その罪のゆえに死を宣告されます。しかし、身代わ... -
すべての人が罪を犯した【ローマの信徒への手紙における贖い】#3
【この記事のテーマ】 自分が罪人であることを認めない限り、人は義認(罪人が神によって義と宣告されること)の必要を感じることはありません。したがってパウロにとって、義認への第1歩は、人が自分自身を無力で、希望のない罪人と認めることでした。こ...