ローマの信徒への手紙– tax –
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【ローマの信徒への手紙1章、2章、3章の解説】信仰による従順
【すべての人は罪を犯している【ローマの信徒への手紙1―2章解説】】 ローマの信徒への手紙は見事な書き出しで始まっています。少なくとも最初の17節はすばらしい書き出しです。その17節は、神の義が啓示されたという福音で終わっています。「義」という言... -
ローマの信徒への手紙の概要と解説
神学者によるローマの信徒への手紙の概要と解説記事です。その特徴や内容、時代背景、目的、作者について解説していきます。 -
誰が律法を「変更」したか【終末時代への備え】#6
【今回の記事のテーマ】 終末の諸事件を理解するうえで中心となるのは、神の律法の問題です。もっと具体的に言えば、第四条の戒め、第七日安息日の問題です。救いは信仰のみによるのであり、(安息日を含む)神の律法を守ることは決して救いをもたらさない... -
【ローマの信徒への手紙】パウロとローマ【1章解説】#1
【この記事のテーマ】 理想的に『ローマの信徒への手紙』を学ぶには、まず歴史的な背景について学び、それからローマ1:1から1節ずつ全体を学ぶべきです。しかし、本書の研究には1期しか割り当てられていないので、研究する個所を選ばねばなりません。した... -
【ローマの信徒への手紙】ユダヤ人と異邦人【15章解説】#2
【この記事のテーマ】 キリスト教への最初の回心者はみなユダヤ人でしたが、新約聖書には、彼らが割礼の慣習を捨てるように、あるいはユダヤ人の祭りを無視するように要求されたという暗示はありせん。しかし、異邦人がキリスト教を受け入れ始めたとき、深... -
【ローマの信徒への手紙】すべての人が罪を犯した【解説】#3
【この記事のテーマ】 自分が罪人であることを認めない限り、人は義認(罪人が神によって義と宣告されること)の必要を感じることはありません。したがってパウロにとって、義認への第1歩は、人が自分自身を無力で、希望のない罪人と認めることでした。こ... -
【ローマの信徒への手紙】信仰によって義とされる【3章解説】#4
【この記事のテーマ】 今回から、『ローマの信徒への手紙』の基礎的な主題である「信仰による義認」について学びます。この言葉使いは法律にもとづいた象徴的表現です。法律を破った者は裁判官の前に出て、その罪のゆえに死を宣告されます。しかし、身代わ... -
【ローマの信徒への手紙】義認と律法【3章、4章解説】#5
【この記事のテーマ】 ローマ4章は多くの点において、信仰による救いに関する聖書の教理の基礎となるものです。パウロは、イスラエル人の父祖であるアブラハムを、律法の行いによらず、恵みによって救われた人の実例として用いています。もしアブラハムで... -
【ローマの信徒への手紙】律法を詳述する【5章解説】#6
【この記事のテーマ】 パウロは、義認、つまり神による受容がイエス・キリストを信じる信仰によってのみ与えられることを明らかにしました。なぜなら、私たちは神の義によってのみ主との正しい関係に入ることができるからです。たとえアブラハムのような「... -
【ローマの信徒への手紙】罪に打ち勝つ【6章解説】#7
【この記事のテーマ】 律法の行いによってではなく、信仰によって義とされるのであれば、良い行いは必要なのでしょうか。その理由は何ですか。 第6章はこの重要な疑問に対する彼の答えです。パウロはここで、いわゆる「聖化」(清め)、すなわち私たちが罪...