今こそ【祈りの7つの鍵】#1
あるアメリカ人の1日
最近のアメリカ人の典型的な一日は、次のような流れだそうです。
「ベッドから起きて、スマホをチェックし、ノートパソコンを開き、失業保険をネットで申請する。リモートで行われる子供たちの学校のためにPCをセットして、テレビ電話を通して、医師の健康診断を受ける。ツイッターでニュースを読み、アマゾンで食料品を買い、インスタでストーリーを読み、ネットフリックス漬けになり、Zoomで友だちと話す」
わたしたちの日常生活は、ほとんどオンラインで行われるようになりました。他人と離れ、家で孤独に生きる、これが今の時代に生きるわたしたちの生活なのではないでしょうか。
わたし自身、牧師としてもオンラインで過ごす時間が増えています。ズーム会議や、ビデオ編集にアップロード、リモートでの聖書研究、メール、SNSなどがそうです。
インターネットがなかったら、わたしたちはどのように生活していたでしょうか。このように人とつながる方法を自分自身では持てなかったことでしょうから、わたしはこのようなツールを与えてくださった神に感謝します。ですから、わたしたちはそれをうまく用いなくてはなりません。
わたしは今日、インターネットが及ぼす影響を全否定するために話をしているわけではありません。しかし、それは諸刃の剣であることを強調したいと思います。インターネットは非常に役に立つ一方で、大きな被害を与える危険性もあります。
オンラインの時代へと移行するにあたり、その経験のすべてが、わたしたち個人の聖書の学びの時間や祈りの生活にとって代わることなく、わたしたちの信仰を強め、社会に反映させるツールとなるようにと願っています。
この聖書の学びはインターネットで発信されていますが、面白いことに、ネットやメディアを使用せずに神と交わる時間を持つようにと、おすすめする記事なのです。
スマホではなく、実際に聖書を開き、邪魔されることなくみ言葉とつながり、祈りの時間を持ちましょう。
祈りの必要性
さて、今日は、祈りについて話したいと思います。今までクリスチャンにとって、「祈りがいかに大切か」ということは耳にタコができるほど、聞いてきたと思います。
祈りは大事だと理解していて、もっと祈る時間を持たなければはならないと感じていることかと思います。簡単そうにみえる「祈り」を実践していくには、どうしたら良いのでしょうか。
ここで、わたしの祈りの生活に力を与えてきた、いくつかの言葉をみなさんとシェアしたいと思います。
まず、ロジャー・モルノー牧師の言葉を紹介します。
祈りと嘆願により、わたしたちが助けてほしいと願うのを神は待っておられます。要望をお聞きになったその瞬間から、神は、宇宙の目の前において、サタンの領域から捕虜であるわたしたちを救う法的権利を得るのです。
”The incredible power of prayer”, 41ページ
言い換えますと、大闘争には基本的なルール、根本的な原理があります。それは、わたしたちの「選択の自由」に基づいて、神は働きかけてくださるということです。
「主よ、あなたの助けが必要です。わたしの人生に働きかけてください。あなたの助けが、わたしの愛する者の人生に必要です」とわたしたちが祈る時、それは神に特別な権利を与えることになるのです。
神が通常なさり得ることの、さらに上を超えて働くことができる特別な権利が祈りによってもたらされるのです。それが、祈りの素晴らしさです。
あなたの同意を神に与えること、それが神との交わり中であなたができる最も力強いことです。
こうして、神はわたしたちの人生により深く、強く介入してくださり、祝福してくださるのです。
「祈り」という本の12ページにある言葉を紹介いたします。
祈りは魂の呼吸である。霊的力の秘訣である。その代わりとなるいかなる恵みの手段もなく、魂の健康を保つ他のいかなる方法もないのである。
エレン・ホワイト『祈り』12ページ
わたしたちの身体に空気が必要なように、霊的生活には祈りが必要だと言っています。水がなくても数日は生きることができます。
食べ物がなくても数週間いきることができます。しかし、空気がなければ、数分も生きられません。
ですから、祈りは霊的な力の秘訣なのです。
わたしたちの人生には不安はつきものです。不透明な将来への不安などがそうです。その時にこそ、重荷や不安、その不透明なもののすべてを神の前に祈り、委ねましょう。
そうすることにより、わたしたちの理解をはるかに超えて、わたしたちは平安を得ることができるのです。なんとすばらしい約束でしょうか。
いつ祈りをささげるのか
では、いつ祈りをささげるべきでしょうか?
特別なタイミングや場所などがあるのでしょうか?
特別な祈りの時間、それは、わたしたちクリスチャンにとって、「今」、「今」がベストな時なのです。あなたの祈りの生活を揺るぎのない安定したものにする、7つの鍵をこれらから見てみましょう。