11章– tax –
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報復的な罰【ヨブ記】#7
【この記事のテーマ】 人間の苦しみという問題は、確かに人類を脅かし続けています。私たちは、「良い」人たちが大きな悲劇で苦しむ一方、悪人たちがこの世において罰を免れているのを目にします。数年前、『なぜ良い人に悪いことが起きるのか』(英文)と... -
叱責と懲罰【エレミヤ書】#4
【この記事のテーマ】 「かつてあったことは、これからもあり/かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつない」(コヘレト1:9)。 太陽の下には新しいものが一つもないでしょうか。このことは、神の預言者たちの人生と働... -
神に従う人の祝福【箴言―正しい選択を導く知恵の言葉】#5
【この記事のテーマ】 タイトルが示しているように、今回は神に従う人の祝福について考えます。「神に従う人(義人、正しい人)」に相当するヘブライ語「ツァディク」は、今回の聖句を読み解く鍵の言葉です。この言葉の派生元である「ツェデク」(「正義」... -
ペトロの伝道【使徒言行録―福音の勝利】#6
【この記事のテーマ】 パウロがタルソスに向けて出発すると、キリスト教会の初期に関するルカの物語の中で、ペトロが再び主役になります。そこに描かれているペトロは、ユダヤと周辺地域をくまなく巡る巡回伝道のようなことをしています。使徒言行録はここ... -
【レビ記】救いの聖所【解説】#1
【この記事のテーマ】 救いは信仰によって与えられる 罪人を救う神の方法はどの時代においても同じです。救いは、神が私たちの罪の代価を支払うために備えてくださった救い主イエス・キリストを信じる信仰によって与えられます。 神のみこころを知る イエ... -
【ヨハネによる福音書】献身した魂と差し迫った十字架【11ー13章解説】#9
【この記事のテーマ】 私たちが神を愛するのは、神がまず私たちを愛してくださったからです。ヨハネ11章と12章において、主題は地上におけるイエスの働きから十字架に関連した諸事件へと移行しています。これらの章に記されている二つの主要な出来事は、エ... -
【ガラテヤの信徒への手紙】パウロ—異邦人のための使徒【解説】#1
【この記事のテーマ】 (回心後には使徒パウロとして知られる)タルソスのサウロが、なぜあのようなことをしたのかを理解することは、さほど難しくありません。律法の重要性と、間もなく実現するイスラエルの政治的解放をずっと教えられてきた信心深いユダ... -
【エズラ記とネヘミヤ記】試練、患難、リスト【解説】#9
【この記事のテーマ】 私たちは通常、聖書に出てくる家系図や、長い項目リストを読み飛ばしてしまいます。しかし主は、理由があってそれらを聖書に収録されました。聖書の主は、細部にこだわれる神です。主は細かい部分に気づかれます。だから、私たちは神... -
【イザヤ書】いと高き平和の君【9ー12章解説】#5
【この記事のテーマ】 「最初の原子爆弾の製造を指揮したロバート・オッペンハイマー博士が連邦議会委員会の前に姿を見せました。委員会が博士に、原子爆弾に対する防御策はあるかと尋ねた時、偉大な物理学者はこう答えました。 『もちろんです。それは……...