3章– tax –
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【創世記の解説】起源と帰属(2006年4期ガイド解説本より)
【第1課 世の帰属】 南アフリカの作家ローレンス・バンデルポストは居間のテーブルの上に一つの石を置いていました。この「不思議な黒い石」の由来について尋ねられると、「この石はアフリカの地下4500メートルのところから出たものだ」と答えたものです... -
【ヘブライ人への手紙】終わりの時代に生きる【解説】
【ヘブライ人と私たちへの手紙【1課】】 あなたはイエスの、または使徒の説教をじかに聞くことを想像したことがありますか。私たちはその説教の抜粋やまとめたものを持っていますが、それらはごく限られたものにすぎません。しかしながら神は聖書の中に、... -
マルコによる福音書解説【イエス・キリストの福音】
【初めに】 何年か前のこと、ワシントン・ポスト誌が3ページに及ぶ特別記事を掲載したことがあります。驚いたのはその記事の長さではありません。というのは、ポスト誌は広範囲にわたる報道の扱いをすることで知られていたからです。わたしを驚かせたのは... -
エフェソの信徒への手紙 -EPHESIANS-【解説】#3
【第6章 垣根のない教会(エフェソの信徒への手紙2章11節~22節)】 1793年、ウイリアム・キャーレイがインドのカルカッタに到着した時、ラム・モハン・ロイとすぐに友だちになりました。この人は敬虔なヒンズー教徒でしたが、カースト、幼児結婚、寡婦殉... -
愛された福音書【ヨハネによる福音書の解説】#2
【無限包摂の御恵み(ヨハネによる福音書2章23節~4章42節)】 「マアー、どうしましょう!」とサマンサ(実名は不明)は思わず心の中で叫んでしまいました。空の水がめを頭に載せてその井戸に向かっていたときのことです。「いろんな人種の中でも、ことも... -
神は愛である【ヨハネの手紙解説#5~8】
【この終わりの時【神は愛である—ヨハネの手紙】#5】 ある者たちはあらゆる偽りを教えることによって人々を欺こうとしますが、真のクリスチャンは、広範囲に及ぶ背信が終わりの近い証拠であることを認めて、神に忠実に従います。 すぐそこに サッカーの試... -
時と永遠【コヘレトの言葉解説 〜すべてはむなしい〜】#4
【すべて時にかなって美しい】 ヒッポの聖アウグスチヌスは、かつて言いました、「時とは何か? もしも、誰もこれを私に訊ねる者がいないとしても、私はそれが何であるかを知っている。しかしもしも、私がその質問者にそれを説明したいと願ったとしても、... -
他者総論【コヘレトの言葉解説 〜すべてはむなしい〜】#5
【太陽の下にある空しさ】 「コヘレトの言葉」は、今や神学から倫理の問題へと移動いたします。快楽とか業、人生、死、永遠、悪といった重大な形而上学的諸問題に関する抽象的思惟より、今や改めて、「太陽の下」(3の16)にある「空しい」世界の出来事に... -
【ローマの信徒への手紙1章、2章、3章の解説】信仰による従順
【すべての人は罪を犯している【ローマの信徒への手紙1―2章解説】】 ローマの信徒への手紙は見事な書き出しで始まっています。少なくとも最初の17節はすばらしい書き出しです。その17節は、神の義が啓示されたという福音で終わっています。「義」という言... -
神の秘められた計画(エフェソの信徒への手紙3章)
【秘められた計画の内容(エフェソ3の1~7)】 エフェソの信徒への手紙第3章は、パウロの自己描写で始まっています。すなわち、「キリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロ」です。二つの点に注意を要します。パウロは自分自身を「ネロの囚人」とし...