3章– tax –
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マルコ【イエス・キリストの福音】#2
【第3章 闘争の人(マルコによる福音書2章23節~3章35節)】 文字化されて描かれているイエス像のほとんどのものに、わたしは問題を感じています。主イエスは柔らかな人に過ぎ、しかも軟弱にさえ描かれているように思えます。これらの傾向ははるかに遡っ... -
愛された福音書【ヨハネによる福音書の解説】#2
【無限包摂の御恵み(ヨハネによる福音書2章23節~4章42節)】 「マアー、どうしましょう!」とサマンサ(実名は不明)は思わず心の中で叫んでしまいました。空の水がめを頭に載せてその井戸に向かっていたときのことです。「いろんな人種の中でも、ことも... -
神は愛である【ヨハネの手紙解説#5~8】
【この終わりの時【神は愛である—ヨハネの手紙】#5】 ある者たちはあらゆる偽りを教えることによって人々を欺こうとしますが、真のクリスチャンは、広範囲に及ぶ背信が終わりの近い証拠であることを認めて、神に忠実に従います。 すぐそこに サッカーの試... -
時と永遠【コヘレトの言葉解説 〜すべてはむなしい〜】#4
【すべて時にかなって美しい】 ヒッポの聖アウグスチヌスは、かつて言いました、「時とは何か? もしも、誰もこれを私に訊ねる者がいないとしても、私はそれが何であるかを知っている。しかしもしも、私がその質問者にそれを説明したいと願ったとしても、... -
他者総論【コヘレトの言葉解説 〜すべてはむなしい〜】#5
【太陽の下にある空しさ】 「コヘレトの言葉」は、今や神学から倫理の問題へと移動いたします。快楽とか業、人生、死、永遠、悪といった重大な形而上学的諸問題に関する抽象的思惟より、今や改めて、「太陽の下」(3の16)にある「空しい」世界の出来事に... -
【ローマの信徒への手紙1章、2章、3章の解説】信仰による従順
【すべての人は罪を犯している【ローマの信徒への手紙1―2章解説】】 ローマの信徒への手紙は見事な書き出しで始まっています。少なくとも最初の17節はすばらしい書き出しです。その17節は、神の義が啓示されたという福音で終わっています。「義」という言... -
神の秘められた計画(エフェソの信徒への手紙3章)
【秘められた計画の内容(エフェソ3の1~7)】 エフェソの信徒への手紙第3章は、パウロの自己描写で始まっています。すなわち、「キリスト・イエスの囚人となっているわたしパウロ」です。二つの点に注意を要します。パウロは自分自身を「ネロの囚人」とし... -
【雅歌】宝石の陳列箱【1章,2章,4章解説】 #3
【】 詩歌は,聖書記者たちが聖なる真理の深い思想を伝えるために用いた主要な文学形式のひとつです。その簡約された思想,その律動的な思想,絵のような心象,多彩な表現のゆえに,聖書の詩歌は高尚な感情を生み出す新鮮さと快活さを持ち,想像力を喚起し... -
【雅歌】神の愛の賜物【1章,2章,3章】#4
【 】 人間の男女の愛の関係はいろいろな意味においてキリストとその民との関係を表しています。人間はしばしば,相手がまだ自分に何ら関心を持っていないうちからその人の愛情を勝ち取ろうとします。キリストは私たちが彼に関心を持つ前に私たちのために... -
【雅歌】喜ばしい結婚【3章解説】#8
【キリストは理想の結婚生活を回復される 】 神のどんな賜物にもまして,罪は結婚から多くのものを奪いました。結婚に対する観念と結婚生活はしばしば神の本来の計画からかけ離れたものとなっています。しかし,キリストにおいて,罪によって失われたもの...