6章– tax –
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神のみこころを行う力【ミカ書―今は備えの時である】
【中心思想】 神がいかに私たちを愛し、その愛によって私たちを罪から救おうとしておられるかを、ミカは強調しています。しかしながら、私たちは神の愛を当たり前のことと考え、神を愛することによってその愛に応答するのを拒む危険があります。今回は、神... -
勝利の叫び【ヨシュア記―神の安息に入る】#6
【アウトライン】 主の軍勢の将と会う(ヨシ5 :13~15) 神の戦術(ヨシ6:1~7) 角笛と沈黙(ヨシ6:8~15) 勝ちどき(ヨシ6:1,6~20) 「奉納物」、「遊女」、「英雄」(ヨシ6 :22~27) 【ヨシュアは攻めた】 「ヨシュアはエリコを攻めた。ヨシュアはエリコ... -
イエスの働きと聖所【ヘブライ人への手紙—聖所のテーマ】#9
【この記事のテーマ】 【中心思想】 『ヘブライ人への手紙』は、地上の聖所における日ごとの務めと年ごとの務めを通して、一つの真理を教えています。すなわち、それは、イエスを通して、わたしたちは父なる神にへだてなく近づくことができる、ということ... -
ソロモン家の台頭と没落【列王記と歴代誌—反逆と改革】#3
【この記事のテーマ】 【多くの外国の女】 列王記上3:3には「ソロモンは主を愛し……」とあり、同11:1には「ソロモン王は……多くの外国の女を愛し」とあります。ソロモンの心は神への愛から「多くの外国の女」への愛へと移っていきます。何という隔たりでし... -
後の書巻に見る申命記【申命記に見る現代の真理】#11
【この記事のテーマ】 聖書、特に旧約聖書の中で私たちを惹きつける特徴の一つは、旧約聖書の著者が先に書かれたものに言及したり、引用したりすることによって、メッセージを伝えようとしているということです。 たとえば詩編81編では、次のような引用が... -
覚えよ、忘れてはならない【申命記に見る現代の真理】#10
【この記事のテーマ】 聖書全体を通して見られる、「覚える」と「忘れる」という二つの言葉は、両方とも人間の特徴であり、人の心の中で起きることです。どちらも動詞で、反対の意味があります。覚えることは忘れないことであり、忘れることは覚えないこと... -
あなたの神、主を愛しなさい【申命記に見る現代の真理】#4
【この記事のテーマ】 ユダヤの宗教における最も重要な祈りの一つが申命記6章にあります。「シェマ」として知られるその祈りは、その祈りの最初のヘブライ語に基づくものです。シェマの語根「シャマ」は、「聞くこと」あるいは「従うこと」という意味を持... -
罪に打ち勝つ【ローマの信徒への手紙における贖い】#7
【この記事のテーマ】 律法の行いによってではなく、信仰によって義とされるのであれば、良い行いは必要なのでしょうか。その理由は何ですか。 第6章はこの重要な疑問に対する彼の答えです。パウロはここで、いわゆる「聖化」(清め)、すなわち私たちが罪... -
罪に勝つ【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#7
【この記事のテーマ】 もし行いが私たちを救えないのなら、なぜ行いのことで頭を悩ませるのでしょうか。なぜ罪を犯し続けてはいけないのでしょうか。 ローマ6章は、このような重要な疑問に対するパウロの答えです。パウロはここで、通常「聖化」として理解... -
民を準備する【民数記―放浪する民】#2
【この記事のテーマ】 難民になったことのない人にとっては、たぶんイスラエルの子らの状況を完全に理解することはできないでしょう。もちろん、今日の多くの難民とは異なり、イスラエルの子らは追い出されたのではなく、自分から望んでエジプトを出たので...