6章– tax –
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【申命記】覚えよ、忘れてはならない【解説】#10
【この記事のテーマ】 聖書全体を通して見られる、「覚える」と「忘れる」という二つの言葉は、両方とも人間の特徴であり、人の心の中で起きることです。どちらも動詞で、反対の意味があります。覚えることは忘れないことであり、忘れることは覚えないこと... -
【申命記】後の書巻に見る申命記【解説】#11
【この記事のテーマ】 聖書、特に旧約聖書の中で私たちを惹きつける特徴の一つは、旧約聖書の著者が先に書かれたものに言及したり、引用したりすることによって、メッセージを伝えようとしているということです。 たとえば詩編81編では、次のような引用が... -
【ローマの信徒への手紙】罪に打ち勝つ【6章解説】#7
【この記事のテーマ】 律法の行いによってではなく、信仰によって義とされるのであれば、良い行いは必要なのでしょうか。その理由は何ですか。 第6章はこの重要な疑問に対する彼の答えです。パウロはここで、いわゆる「聖化」(清め)、すなわち私たちが罪... -
罪に勝つ【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#7
【この記事のテーマ】 もし行いが私たちを救えないのなら、なぜ行いのことで頭を悩ませるのでしょうか。なぜ罪を犯し続けてはいけないのでしょうか。 ローマ6章は、このような重要な疑問に対するパウロの答えです。パウロはここで、通常「聖化」として理解... -
民を準備する【民数記―放浪する民】#2
【この記事のテーマ】 難民になったことのない人にとっては、たぶんイスラエルの子らの状況を完全に理解することはできないでしょう。もちろん、今日の多くの難民とは異なり、イスラエルの子らは追い出されたのではなく、自分から望んでエジプトを出たので... -
【コヘレトの言葉】ソロモン家の興亡【解説】#1
【この記事のテーマ】 『リチャード・コーリ』という詩は、ある貧しい人の視点から書かれた富める人についての詩です。この貧しい人は、リチャード・コーリ、そのお金、その顔立ち、そして人々に「彼のようになりたい」と思わせるすべてのものを羨んでいま... -
【コヘレトの言葉】「風を追うようなこと」【6章解説】#7
【この記事のテーマ】 「さほどに高い精神を持っていなくても、この世にまことの永続的なる満足はないこと、あらゆる快楽はむなしいこと、不幸は無限であること、最後に、絶えず人をおびやかす死は幾年もたたぬうちに我々を、永遠に亡びるかそれとも幸福に... -
【エゼキエル書】訓練の働き【4〜7章解説】#3
【神はなぜご自分の民を訓練されるのか】 神のさばきがときには厳しい場合があるのはなぜでしょうか。 【アウトライン】 預言の無言劇(象徴的動作による啓示)(エゼ4、5章) 訓練の日々(エゼ4:4~8) 苦悩と滅び(エゼ4:9~5:17) 原因と結果(エゼ6:... -
滅びと再生【創世記―起源と帰属】#5
【この記事のテーマ】 「最近、あの狂信者のノアについて何か聞いたかね」 「信心深いノアのことかい?」 「そう、信心が奴を狂わせたんだ。空から水が降ってくると言っている」 「空から水がね……」 「洪水が起こり、箱舟に乗った者たち以外、みんな滅びる... -
山上の説教【マタイによる福音書—約束されたメシア】#3
【この記事のテーマ】 私たちは出エジプト記の中に、イスラエルの子らをエジプトから導き出し、葦の海で彼らに「バプテスマ」を施し、40年間荒れ野で彼らを導き、しるしや不思議な業を行い、山の頂で彼らと直接会って御自分の律法を授けられた神を見ます。...