ローマの信徒への手紙– tax –
当時の世界の中心ローマへの想いを胸に、聖書のテーマを伝えた手紙
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【ローマの信徒への手紙】ユダヤ人と異邦人【15章解説】#2
【この記事のテーマ】 キリスト教への最初の回心者はみなユダヤ人でしたが、新約聖書には、彼らが割礼の慣習を捨てるように、あるいはユダヤ人の祭りを無視するように要求されたという暗示はありせん。しかし、異邦人がキリスト教を受け入れ始めたとき、深... -
【ローマの信徒への手紙】すべての人が罪を犯した【解説】#3
【この記事のテーマ】 自分が罪人であることを認めない限り、人は義認(罪人が神によって義と宣告されること)の必要を感じることはありません。したがってパウロにとって、義認への第1歩は、人が自分自身を無力で、希望のない罪人と認めることでした。こ... -
【ローマの信徒への手紙】信仰によって義とされる【3章解説】#4
【この記事のテーマ】 今回から、『ローマの信徒への手紙』の基礎的な主題である「信仰による義認」について学びます。この言葉使いは法律にもとづいた象徴的表現です。法律を破った者は裁判官の前に出て、その罪のゆえに死を宣告されます。しかし、身代わ... -
【ローマの信徒への手紙】義認と律法【3章、4章解説】#5
【この記事のテーマ】 ローマ4章は多くの点において、信仰による救いに関する聖書の教理の基礎となるものです。パウロは、イスラエル人の父祖であるアブラハムを、律法の行いによらず、恵みによって救われた人の実例として用いています。もしアブラハムで... -
【ローマの信徒への手紙】律法を詳述する【5章解説】#6
【この記事のテーマ】 パウロは、義認、つまり神による受容がイエス・キリストを信じる信仰によってのみ与えられることを明らかにしました。なぜなら、私たちは神の義によってのみ主との正しい関係に入ることができるからです。たとえアブラハムのような「... -
【ローマの信徒への手紙】罪に打ち勝つ【6章解説】#7
【この記事のテーマ】 律法の行いによってではなく、信仰によって義とされるのであれば、良い行いは必要なのでしょうか。その理由は何ですか。 第6章はこの重要な疑問に対する彼の答えです。パウロはここで、いわゆる「聖化」(清め)、すなわち私たちが罪... -
【ローマの信徒への手紙】ローマ7章で述べられている人【7章解説】#8
【この記事のテーマ】 ローマ7章ほど多くの論争を生み出している聖書の章はあまりありません。論争の争点に関して『、SDA聖書注解』は次のように記しています。「[ローマ7章の]14~25節の意味は、この手紙全体の中で最も議論されている点の一つである。... -
【ローマの信徒への手紙】キリストにある自由【8章解説】#9
【この記事のテーマ】 ローマ8章は7章に対するパウロの答えです。パウロはローマ7章で、有罪宣告について語っています。ローマ8章では、有罪宣告がイエス・キリストが与える自由と勝利に変わっています。 パウロがローマ7章で述べていたのは、もしイエス・... -
【ローマの信徒への手紙】ユダヤ人と異邦人のための贖い【9章解説】#10
【この記事のテーマ】 「『わたしはヤコブを愛し、エサウを憎んだ』と書いてあるとおりです。……神はモーセに、『わたしは自分が憐れもうと思う者を憐れみ、慈しもうと思う者を慈しむ』と言っておられます」(ロマ9:13、15)。 パウロはここで何について語... -
【ローマの信徒への手紙】恵みによる選び【10章、11章解説】#11
【この記事のテーマ】 ローマ10章と11章は多くの議論の焦点となっているところです。しかしながら、これらを通して明らかになる点があります。それは、人類に対する神の愛と、すべての人を救おうとする神の大いなる願望です。だれもある集団に属していると...