ローマの信徒への手紙– tax –
当時の世界の中心ローマへの想いを胸に、聖書のテーマを伝えた手紙
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【ローマの信徒への手紙】愛と律法【12章、13章解説】#12
【この記事のテーマ】 パウロは、すべてのクリスチャンに対して神への従順に心を向けるように求めています。この従順は私たちの心と思いの内なる変化から来るもの、また神に献身した者のうちに働く神の力を通してのみ与えられる変化です。 従順を得るには... -
【ローマの信徒への手紙】ほかはすべて注釈【解説】#13
【この記事のテーマ】 ある人が片足で立ったまま、有名な古老のラビに、律法全体の意味を説明してくれるように頼みました。「自分のいやなことを、人にもしないこと」と、老ラビは片足で立ったまま答えました。「これが律法のすべてであって、ほかはみな注... -
ローマの使徒パウロ【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#1
【この記事のテーマ】 ローマ書を学ぶ者にとって、この書の歴史的背景を理解することは重要です。神の言葉を理解しようとするとき、背景はいつも極めて重要です。私たちはそこで扱われている問題を知り、理解する必要があります。パウロは、特定の時代の、... -
論争【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#2
【この記事のテーマ】 初代教会は、おもにユダヤ人で構成されており、彼らは、ユダヤ人のメシアであるイエスを受け入れることによって、自分たちが先祖の信仰や、神が御自分の民になさった契約の約束から目を背けているなどとは、露ほども考えませんでした... -
人間の状態【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#3
【この記事のテーマ】 ローマ書の早い段階で、パウロは重要な真理、福音の中心である真理——人間の惨めな状態——を明らかにしようとします。この真理が存在するのは、人間が罪に堕ちて以降、私たちがみな罪に汚れているからです。目の色が遺伝子と深く結びつ... -
信仰によって義とされる【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#4
【この記事のテーマ】 今回の研究において、私たちはローマ書の中心テーマ、信仰による義認に至ります。それは、ほかのどんな真理よりも宗教改革をもたらす要因となった偉大な真理です。そして、反対の主張はいろいろあるものの、ローマ〔カトリック教会〕... -
アブラハムの信仰【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#5
【この記事のテーマ】 ローマ4章は、信仰のみによる救いという聖書の教理の基礎となり、宗教改革を引き起こす核心となっています。実際に、500年前の、宗教改革はルターによって始まり、忠実なプロテスタントはひたすら前進してきました。律法の行いによっ... -
アダムとイエス【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#6
【この記事のテーマ】 義認、つまり神に受容されることは、イエス・キリストに対する信仰を通してのみもたらされるという主張を、パウロは明白にしました。なぜなら、キリストの義だけが、神のそばに立つ権利を私たちに与えるのに十分だからです。この大い... -
罪に勝つ【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#7
【この記事のテーマ】 もし行いが私たちを救えないのなら、なぜ行いのことで頭を悩ませるのでしょうか。なぜ罪を犯し続けてはいけないのでしょうか。 ローマ6章は、このような重要な疑問に対するパウロの答えです。パウロはここで、通常「聖化」として理解... -
ローマ7章の「わたし」とはだれか【信仰のみによる救い—ローマの信徒への手紙】#8
【この記事のテーマ】 ローマ7章よりも論争を巻き起こしてきた章は、聖書の中にわずかしかありません。関連する問題について『SDA聖書注解』は次のように記しています。「その〔ローマ7:14〜25の〕意味は、ローマ書全体の中で最も議論されてきたことの...