1章– tax –
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「利益もないのに神を敬うでしょうか」【ヨブ記】#3
【この記事のテーマ】 ヨブ記は、現実のまったく新しい次元を私たちの目の前に開き、キリストとサタンの大争闘を垣間見せてくれます。そしてそうすることによって、私たちが住んでいる世界、私たちを頻繁に当惑させ、ぼう然とさせ、おびえさせもする世界を... -
罪のない者の血【ヨブ記】#8
【この記事のテーマ】 アルジェリア生まれの作家アルベール・カミュは、人間の苦しみという問題と格闘しました。『ペスト』という本の中で、彼は人類に痛みと苦しみをもたらす病気の象徴としてペストを用いています。彼は、ペストにかかった幼い少年が過酷... -
ヨブの品性【ヨブ記】#13
【この記事のテーマ】 私たちはヨブ記における主要な問題にすべて触れましたが、もう一つの重要な主題を忘れてはなりません。それは、ヨブという人そのものです。主がこれほど信頼し、彼の忠実さと誠実さを巡って悪魔に挑まれたこの人は、一体何者なのでし... -
ヨブ記からの教訓【ヨブ記】#14
【この記事のテーマ】 ヨブ記に関するこのシリーズの研究も最後を迎えました。私たちはこの書の大半を取り上げたかもしれませんが、扱うべきこと、学ぶべきことは、まだたくさんあると認めざるをえません。言うまでもなく、俗界の中でさえ、私たちが学び、... -
預言者としてのエレミヤの召し【エレミヤ書】#1
【この記事のテーマ】 旧約聖書のどの預言者よりも、私たちはエレミヤの人生について知っています。エレミヤ書の伝記的情報は、預言者としての彼の働きをよりよく理解するうえで役立ちます。彼は歴史に大きな影響を及ぼしていたので、イエスの在世当時でさ... -
イエスの初臨【ルカによる福音書解説】#1
【この記事のテーマ】 ルカによる福音書は、おもに異邦人に向けて書かれました。この福音書の宛先であるテオフィロが異邦人であったように、ルカ自身が異邦人だったのです(コロ4:10~14に暗示されています)。 ルカは医師であるとともに、几帳面な歴史家... -
イエスの働きの中における女性たち【ルカによる福音書解説】#6
【この記事のテーマ】 ルカによる福音書は、「女性たちの福音書」と呼ばれることがあります。なぜなら、イエスが女性たちの必要を気遣い、また女性たちが主の働きに関わったことについて、ほかのどの福音書よりも特に触れているからです。 イエスが地上に... -
神の国【ルカによる福音書解説】#11
【この記事のテーマ】 「神の国」は、イエスの教えの中で大きな主題の一つであり、極めて重要度の高いものです。この言葉は、福音書のマタイにほぼ50回、マルコに16回、ルカにおよそ40回、ヨハネに3回登場します。「主の祈り」の中であれ、「山上の説教」... -
知恵の呼びかけ【箴言―正しい選択を導く知恵の言葉】#1
【この記事のテーマ】 エデンの園以来、人間の悲劇の根源は、誤った選択にあります。「神だけが全知であり真理であるにもかかわらず、アダムはその神のみ言葉に従わず、欺く者に聞き従ったために、いっさいのものを失ってしまった。善と悪が入り混じったた... -
主の兄弟ヤコブ【ヤコブの手紙】#1
【この記事のテーマ】 今日、私たちは時間的にも文化的にも、キリスト教会の草分け時代から遠く隔たっています。ですから、始まったばかりのキリスト教運動に参加するというのがどのようなことであったのか、ほとんどわかりません。当時は、多くの教会員が...